ご 挨 拶


 この度、第34回日本新生児慢性肺疾患研究会を2022年10月29日(土)に日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院で開催する運びとなりました。 第33回は新型コロナウイルス感染症のためweb開催となりましたが、今回は現地開催のハイブリッド方式で行う予定としております。
 本研究会は、1988年9月に久留米で聖マリア病院新生児科部長の橋本武夫先生が第1回の会長(世話人)として始まった新生児慢性肺疾患に関して検討する研究会です。 第3回からは、新生児慢性肺疾患研究会と改称し、新生児慢性肺疾患の予防や治療に関する活発な討議が行われてきました。第27回までは、新生児慢性肺疾患に関する研究発表を活発に行っている施設が施設会員となって運営してきましたが、施設会員以外からの参加希望が多く寄せられたことから、第28回からは、施設会員以外の方々も参加できるようになりました。 そして、第30回学術集会から日本新生児慢性肺疾患研究会と称することになりました。

今回の研究会のテーマは「CLDの始まりと未来を見据えて」としました。教育講演として、北海道大学病院周産母子センター診療教授 長和俊先生に「肺サーファクタントの生理と病理」、特別講演として名古屋大学医学部附属病院 総合周産期母子医療センター 新生児部門 病院准教授 佐藤義朗先生に「周産期疾患に対する幹細胞療法~オール東海での取り組み~」と題してご講演をお願いしております。 CLDの発症予測と未来に向けての治療は、愛知県内の全てのNICUが所属する「東海Neoforum」を通じて、これから全県体制で進めていく予定となっていますので、その研究についてもご紹介していただけることと思います。

今回の学会は3年ぶりの現地開催としましたので、参加された方々にも楽しんでいただけるように、「八事メッセ」と銘打って、こども達目線に立った異業種交流会展示会も併設することとしました。 東海地方を中心として伝統文化から最新技術まで、様々な業種の方々を知っていただく機会になればと企画を考えました。オリジナル絵本/未来への手紙、木のおもちゃ、木工所、鉄工所、小物製造業、雛人形、照明デザイン、ヘルスケアアート、ビジョントレーニング、VR関連会社、AI関連会社、など普段交流することのないような業種の方々とのコラボを実現しました。

新型コロナウイルス感染症の流行状況によっても変わりますが、もし可能であれば、懇親会も無料で開催したいと考えています。 懇親会ではJAZZバンド「今岡友美とDear Blues」による歌と演奏、ご希望があればリクエスト曲にも応じてもらえますし、JAMセッションも楽しめますので、多くの方々にご参加いただきますよう、心からお待ち申し上げております。  

第34回日本新生児慢性肺疾患研究会
学術集会長 田中太平
日本赤十字社愛知医療センター名古屋第二病院新生児科




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